あらすじ
初めてのデート、初めて手をつないだ日。二人の恋は、どこにでもありそうな形で進んでいく。ただ、愛美はまるでこの先に起きることを知っているかのような言動をすることがあり、ふとした瞬間に涙を見せる。高寿はその理由を、ある日知ることになる。
読みどころ
後半で秘密が明かされてから、もう一度最初から読み返したくなる作りになっています。薄い本なので一晩で読めて、読み終えたあとしばらく余韻が続きます。
こんな人に
おすすめしたいのは。切ない恋愛小説で泣きたい人。
2016年に福士蒼汰、小松菜奈の出演で映画化されました。
向かないかもしれない人
実用度は星1で、恋人二人のやりとりが中心です。恋愛に絞った話や、泣かせる方向の切なさが苦手な人には、甘く感じられる場面が多いかもしれません。
比べ読み
『ある魔女が死ぬまで 終わりの言葉と始まりの涙』坂
『ある魔女が死ぬまで』は寿命が一年と告げられた見習い魔女の話で、期限が迫る切なさという点で近い読み心地です。恋人二人に絞ったこちらに対し、あちらは一話ごとの人助けを積み重ねていきます。恋の話で泣きたい夜はこちら、温かさを残したい時は魔女の話を。
『とある飛空士への追憶』犬村小六
『とある飛空士への追憶』も恋を軸にしますが、空戦の迫力と冒険が加わり、物語性は星5と一つ高めです。二人の日常の積み重ねで進むこちらは、薄くて一晩で読める分量。静かに切なさを味わいたいならこちら、手に汗握る展開まで欲しいなら飛空士を選ぶと合います。








