棚の前で/ラノベの部/砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

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棚の前で

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』角川文庫の書影書影:版元ドットコム

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

  • ラノベ
  • 角川文庫
  • 分量:軽い

転校生は、教室の前で「ぼくは人魚なんです」と名乗った。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
角川グループパブリッシング
判型
角川文庫
刊行
2009年2月
ISBN
9784044281045

あらすじ

なぎさの父は漁に出て亡くなり、母が働いて家を支えています。兄は家に引きこもったまま。なぎさは中学を出たら自衛隊に入って、早く自分で稼ぐつもりです。藻屑のほうは、かつて売れた歌手の娘で、体にはいつも痣がある。本人はそれを父の愛情だと言います。

読みどころ

なぎさが「実弾」と呼ぶのは、お金や仕事のような、現実に効くもの。藻屑の嘘は、その反対の何も撃ちぬけない甘い弾です。十三歳には実弾がなく、砂糖菓子の弾しか持てない。その無力さが、短い話の中で容赦なく描かれます。もとは2004年に富士見ミステリー文庫で出たライトノベルで、単行本を経て角川文庫に入りました。

こんな人に

おすすめしたいのは。子どもにはどうにもできないことを、ごまかさずに書いた話を読みたい人。

同じ作者の『GOSICK』とは手ざわりがまるで違います。読み比べると、作者の幅がよく分かります。

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