あらすじ
ミミズクは王を勝手に「フクロウ」と呼び、断られても森を出ていかない。世話を焼くのは、コウモリのような姿をした従者のクロです。やがて森の外、人間の国レッドアークの側からも人が動き出す。聖騎士アン・デュークと、その妻で剣の巫女のオリエッタ、そして塔に閉じこめられて暮らす王子クローディアス。痛みも感じず、生きる理由も持たなかった少女が、人と魔物のあいだで何を選ぶのかが話の軸になります。
読みどころ
2007年、第13回電撃小説大賞で《大賞》を取った作者のデビュー作です。この完全版は2022年に出たもので、聖騎士夫婦の過去を書いた外伝「鳥籠巫女と聖剣の騎士」が一緒に入っている。本編の言葉づかいは童話に近く、短い文でどんどん進むので、ふだんラノベを読まない人にも渡しやすい。
こんな人に
おすすめしたいのは。人でないものと人の少女の話が好きな人、短めのファンタジーを一冊で読み切りたい人。
姉妹作に『毒吐姫と星の石』があり、同じレッドアークの国が出てきます。








