あらすじ
入れかわりは一度きりでは終わらず、いつ、誰と誰が入れかわるのか分からないまま続きます。そこへ〈ふうせんかずら〉と名乗る何者かがあらわれる。誰かの体で一日を過ごせば、その人が人に見せていなかったものにも触れてしまいます。5人はふだんの顔を保ったまま、互いの隠していた傷とも向きあうことになります。
読みどころ
第11回えんため大賞の小説部門で特別賞をとってデビューした作品で、2012年にテレビアニメにもなりました。イラストは白身魚。入れかわりはよくある仕掛けですが、この本ではそれが笑いのためでなく、仲のいい5人の心の中を開けてしまう道具として使われます。部室での軽いやりとりと、ふいに出てくる重さの差が読みどころです。
こんな人に
おすすめしたいのは。仲間うちの会話が楽しい話も、心の奥に踏みこむ話も、どちらも読みたい人。
シリーズはこのあと、5人に別の現象が起きる巻が続きます。1巻で5人を好きになったら、そのまま順に読むのがいちばんです。








