あらすじ
書斎の扉は内側から鍵がかかっていて、窓の外に積もった雪には足跡ひとつない。犯人はどこへ消えたのか。しかも同じ夜、近くのカリオストロ街の真ん中で、もう一人が撃たれます。雪の上には撃たれた本人の足跡しかなく、銃声を聞いた人はいても、撃った者の姿は誰も見ていない。巨漢の名探偵ギデオン・フェル博士が、ハドレイ警視とともに乗り出します。
読みどころ
1935年の作品で、アメリカでの題が『The Three Coffins』。1981年に欧米の作家や評論家17人が選んだ投票で、史上最高の密室ミステリの1位になりました。第17章では、フェル博士が密室の仕掛けを種類ごとに並べて講義する。そのまま密室ものの手引きとして読まれてきた章です。この新訳版は2014年に出ました。
こんな人に
おすすめしたいのは。「どうやって」を考えるのが、「誰が」を当てるより好きな人。
綾辻行人『十角館の殺人』は、ミステリ好きの学生たちが孤島で事件に巻きこまれる話です。古典を読みこんだ人ほど楽しめる作りなので、こちらのあとに。








