棚の前で/ミステリの部/長いお別れ

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棚の前で

『長いお別れ』ハヤカワ・ミステリ文庫の書影書影:版元ドットコム

長いお別れ

  • ミステリ
  • ハヤカワ・ミステリ文庫
  • 分量:重い

酔いつぶれて車からずり落ちかけていた男を、放っておけなかった。それが、すべての始まりだった。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ・ミステリ文庫
刊行
1976年4月
ISBN
9784150704513

あらすじ

テリーの妻シルヴィアは大富豪の娘です。マーロウは理由を深く聞かずに友人を送り届け、戻ってから警察に引っ張られる。やがて別の依頼が舞いこみます。酒に溺れる流行作家ロジャー・ウェイドを見張ってほしい、という話で、頼んできたのは美しい妻のアイリーン。関係のなさそうな二つの件が、少しずつ近づいてきます。

読みどころ

1953年の作品で、アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の長編賞を受けています。謎ときより、男同士の友情と、それを守ろうとするマーロウの頑固さを読む本です。清水訳は簡潔でテンポがよく、ところどころ削ってある。村上春樹の訳『ロング・グッドバイ』と読み比べると、同じ場面がずいぶん違って見えます。

こんな人に

おすすめしたいのは。割に合わないと分かっていて、それでも筋を通す人の話が好きな人。

村上春樹の訳は『ロング・グッドバイ』の題で同じ早川書房から出ています。清水訳が削ったところも訳してあります。

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