あらすじ
テリーの妻シルヴィアは大富豪の娘です。マーロウは理由を深く聞かずに友人を送り届け、戻ってから警察に引っ張られる。やがて別の依頼が舞いこみます。酒に溺れる流行作家ロジャー・ウェイドを見張ってほしい、という話で、頼んできたのは美しい妻のアイリーン。関係のなさそうな二つの件が、少しずつ近づいてきます。
読みどころ
1953年の作品で、アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の長編賞を受けています。謎ときより、男同士の友情と、それを守ろうとするマーロウの頑固さを読む本です。清水訳は簡潔でテンポがよく、ところどころ削ってある。村上春樹の訳『ロング・グッドバイ』と読み比べると、同じ場面がずいぶん違って見えます。
こんな人に
おすすめしたいのは。割に合わないと分かっていて、それでも筋を通す人の話が好きな人。
村上春樹の訳は『ロング・グッドバイ』の題で同じ早川書房から出ています。清水訳が削ったところも訳してあります。








