あらすじ
死ぬと、ある時点まで時間が戻り、昴だけが記憶を持ったまま生き返ります。ただし、その力のことは誰にも話せない。昴は何度も死に、何度もやり直しながら、エミリアを救う道を探します。周りの人は昴のことを覚えていないので、築いた関係は毎回ゼロからです。
読みどころ
異世界に来た主人公が最初から強いわけではなく、むしろ無力で、何度も失敗して、何度も痛い目を見る。その繰り返しの苦しさが、ほかの異世界ものとの大きな違いです。1巻はまだ序章ですが、この作品の面白さの芯はもう見えています。
こんな人に
おすすめしたいのは。主人公がひたすら苦しみながら前に進む話が好きな人。
2016年にアニメ化され、大きな話題になりました。ウェブ小説から始まった作品です。
向かないかもしれない人
主人公が何度も死に、痛い目を見る展開が繰り返されるので、強い主人公の無双や気楽な異世界旅を期待する人は、しんどく感じる可能性がある。1巻はまだ序章という点も承知のうえで。
比べ読み
『盾の勇者の成り上がり1』アネコユサギ
どちらも主人公が序盤から痛い目にあう異世界もの。「盾の勇者の成り上がり」は仲間の裏切りで始まり、後半に実力で見返す爽快さが待つ。「Re:ゼロ」は死ぬたびに時間が戻り、築いた関係が毎回ゼロに戻る苦しさが続く。逆転の手ごたえを早めに味わいたいなら「盾の勇者」、繰り返しの痛みに付き合える日はこちら。
『無職転生 異世界行ったら本気だす1』理不尽な孫の手
「無職転生」は三十四歳で死んだ男が赤ん坊から生き直す話で、1巻はまだ幼年期。長い時間をかけた成長を見守る形になる。「Re:ゼロ」は転移の直後から死に戻りで同じ時間を何度もやり直す。人生をまるごと追いたいなら「無職転生」、短い時間に詰まった試行錯誤を読みたいならこちらを先に。








