あらすじ
科学者チームによる議論が中心で、仮説の検証と修正が繰り返されます。地球の側の政治的な思惑も絡み、終盤は駆け引きの色が強くなります。
読みどころ
シリーズ全体の結論が示される巻です。ここまで読むと、第一作の骨組みの大きさが分かります。
こんな人に
おすすめしたいのは。シリーズを最後まで読みたい人。
一作目は『星を継ぐもの』、二作目は『ガニメデの優しい巨人』です。
向かないかもしれない人
シリーズ全体の結論を示す巻なので、前の二作を読んでいない人には向かない。科学者同士の議論が中心で読みやすさも星3つ。動きの多い宇宙活劇を期待すると肩すかしになる。
比べ読み
『三体』劉慈欣
どちらも科学者が謎と向き合う骨太のSFで、取っかかりは別です。『三体』は文化大革命の描写から始まり、物理を理解しなくても筋を追える作りで、物語性は星5つ。巨人たちの星は議論と仮説の修正が中心で、シリーズの結論を示す巻。単独で始められる三体を先に、シリーズを追ってきた人は本作へ。
『はだかの太陽』アイザック・アシモフ
『はだかの太陽』は人が互いに会わない惑星での殺人を追う、SFと推理の組み合わせで、読みやすさは星4つ。巨人たちの星も推理に似た仮説の積み上げで進むが、終盤は地球側の政治的な駆け引きが強まる。閉じた惑星の事件に集中したいならはだかの太陽、大きな構想の結末を見届けたいなら本作。









