あらすじ
やがて世界はアメリカと中国の対立をへて、地球ごとアメリカのようになっていきます。しかし文明は一度くずれ、長い暗い時代がくる。そのあとに現れた「第二期人類」は、火星からやってきた、人とはまるで違う生命と長い戦いになります。主人公は一人の人間ではなく、何度も姿を変えて生まれ直す人類そのものです。音楽に強くひかれる小さな人類や、自分たちより大きな頭脳をもつ人類を作りだす人類も出てきます。
読みどころ
原著は1930年にイギリスで出ました。日本語訳は2004年に国書刊行会から出たものを、同じ浜口稔が訳し直して文庫にした版です。アーサー・C・クラークが強い影響を受けた本として知られ、2020年にはヨハン・ヨハンソンがティルダ・スウィントンの語りで映画にしています。一つの場面にとどまらず、何億年という単位で時間が進むので、物語というより歴史書を読む感覚に近い一冊です。
こんな人に
おすすめしたいのは。人類がこの先どうなるのかを、いちばん遠くまで想像してみたい人。
同じ作者の『スターメイカー』は、この本の視点をさらに広げて宇宙全体の歴史を書いています。









