あらすじ
4つの話がつながった連作です。最初の話の中心にいるのは、広告代理店で働く中堅の女性、塔子。仕事に追われ、早期退職の対象にもなって、自分の居場所がわからなくなっています。残業帰りの雨の夜に倒れたところを助けられて、この店に入る。ほかの話では、気持ちが冷めかけた中学校の先生と手作りの食事を受けつけない生徒、仕事に追われるライター、店を手伝う元ヤンキーの青年が出てきます。出てくるのは野菜と穀物を中心にした、夜遅くでも胃にもたれない料理で、シャールは相手の様子を見てそれを出します。
読みどころ
単行本は2015年に出て、2025年に中公文庫に入りました。続きに『女王さまの夜食カフェ』『きまぐれな夜食カフェ』『さよならの夜食カフェ』があり、NHKのラジオドラマにもなっています。悩みを解決してくれる店ではありません。ちゃんと食べることから、自分を取り戻していく人たちの話です。
こんな人に
おすすめしたいのは。仕事で疲れて、夜ごはんを抜きがちな人。
料理を通して人が立ち直っていく話では、『ライオンのおやつ』も、食べることと生きることを重ねて描いています。








