あらすじ
理子は町で「未来のオリンピック選手」と言われているスキージャンプの選手です。その理子に誘われて、さつきも台に上がるようになる。心配して反対する母の一美、娘たちを静かに見ている父の道憲。さつきが目に見えて伸びていく一方で、理子は体が大きくなるにつれて思うように飛べなくなっていく。親友であり、競う相手でもある二人の数年間を追う話です。
読みどころ
台の高さや向かい風の怖さが、子どもの目の高さで書かれているのがいい。勝つ側と伸び悩む側の気持ちを、どちらか一方だけの肩を持たずに並べてあるので、読む年齢によって寄り添う相手が変わりそうです。2016年には中公文庫にも入りました。
こんな人に
おすすめしたいのは。部活やスポーツで、友だちと比べられた覚えのある人。
同じ作者の『明日の僕に風が吹く』も北海道が舞台で、離島の高校へ渡った少年の話です。









