棚の前で/人生の部/永い言い訳

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棚の前で

『永い言い訳』文春文庫の書影書影:版元ドットコム

永い言い訳

  • 人生
  • 文春文庫
  • 分量:ふつう

妻がバスの事故で死んだ。その夜、夫は別の女と家にいた。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
文藝春秋
判型
文春文庫
刊行
2016年8月
ISBN
9784167906702

あらすじ

テレビの前では、妻を失った夫の顔をしてみせる。けれど家に帰ると、自分の評判ばかりが気になる。そんな幸夫が、遺族への説明会で、同じ事故で妻を亡くしたトラック運転手の大宮陽一と出会います。陽一には、小学6年の真平と、保育園に通う灯という二人の子どもがいました。幸夫は、留守がちな陽一に代わって、その子たちの世話を引き受けることになります。

読みどころ

映画監督として知られる作者が書いた長編で、直木賞と山本周五郎賞の候補になり、2016年の本屋大賞では4位でした。同じ年に作者自身の監督で映画になり、本木雅弘が幸夫を演じています。悲しめなかった男が、他人の子どもの世話をするうちに、少しずつ自分の言い訳に気づいていく。幸夫のずるさが自分にもあると思えてしまうところが、この本の怖さです。

こんな人に

おすすめしたいのは。大事な人に、ちゃんと向き合えていたか自信がない人。

映画と小説では、同じ場面でも誰の心の中を見せるかが違います。読んでから映画を見ると、二度楽しめます。

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