棚の前で/ホラーの部/夏の災厄

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棚の前で

『夏の災厄』角川文庫の書影書影:版元ドットコム

夏の災厄

  • ホラー
  • 角川文庫
  • 分量:ふつう

埼玉の郊外の市で、高熱と頭痛を訴えて倒れる人が続く。市の保健センターの職員たちが、正体のわからない病に向き合う。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
KADOKAWA
判型
角川文庫
刊行
2015年2月
ISBN
9784041028124

あらすじ

話を追うのは、保健センターでパートの看護師として働く房代、同じセンターの若い職員の小西、大学病院を離れて市内の診療所に勤める医師の鵜川の三人です。病は蚊がうつす日本脳炎に似ていますが、どこか違う。役所の手続きや予算、住民の不安に足を取られながら、現場の人たちが手さぐりで動いていきます。

読みどころ

単行本は1995年に出ました。2006年にはテレビドラマにもなっています。2020年に新型コロナウイルスが広がったときには、25年前に感染症の広がりを書いていた小説として読み直され、角川文庫で重版されました。化け物は出てきませんが、身近な町が少しずつ壊れていく怖さを書いたパニック小説です。

こんな人に

おすすめしたいのは。感染症のニュースを見ながら、役所や病院の中で何が起きていたのか考えたことがある人。

同じ作者の、宗教と土地の力を描いた長い小説なら『ゴサインタン 神の座』があります。

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