棚の前で/SFの部/都市と都市

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棚の前で

『都市と都市』ハヤカワ文庫SFの書影書影:版元ドットコム

都市と都市

  • SF
  • ハヤカワ文庫SF
  • 分量:厚い

二つの国が同じ場所に重なっていて、住む人は相手の国を見ないふりをして暮らしている。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫SF
刊行
2011年12月
ISBN
9784150118358

あらすじ

語り手は、ベジェル警察の警部補ティアドール・ボルル。ベジェルの路上で、顔を傷つけられた若い女性の遺体が見つかります。調べていくと、彼女は外国から来た学生で、どうやらもう一方の国、ウル・コーマとかかわっていたらしい。見てはいけないものを見ないまま、二つの国にまたがる殺人を捜査する。刑事の捜査という手堅い形の中で、この奇妙な街のしくみが少しずつわかってきます。

読みどころ

原著は2009年にイギリスで出て、ヒューゴー賞・世界幻想文学大賞・アーサー・C・クラーク賞・ローカス賞などを受けました。2018年にはイギリスのBBCでドラマになっています。宇宙船も未来の機械も出てきません。変わっているのは、人が街をどう見るかという決まりだけ。その一点で、警察小説がまったく別の手触りになります。

こんな人に

おすすめしたいのは。設定の一点だけで世界が変わって見える話が好きな人。

刑事の捜査とSFの設定を組み合わせた先輩格として、アシモフの『鋼鉄都市』があります。

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