棚の前で/SFの部/われら

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棚の前で

『われら』集英社文庫の書影書影:版元ドットコム

われら

  • SF
  • 集英社文庫
  • 分量:ふつう

人が名前でなく番号で呼ばれる国で、宇宙船を造る技師が、国の素晴らしさを伝えるつもりで記録を書きはじめる。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
集英社
判型
集英社文庫
刊行
2018年1月
ISBN
9784087607437

あらすじ

最初の記録は、国と科学への誇りでいっぱいです。ところが、規則どおりに動かない女性I-330に出会ってから、彼の書くものが少しずつ変わっていきます。彼女に連れられて、単一国より前の暮らしの名残を見に行く。規則を破る相手なら報告すればいいはずなのに、それができない。国を讃えるはずの記録に、自分でも説明できない気持ちが書きこまれていくのが、この小説の読みどころです。

読みどころ

1920年から翌年にかけて書かれましたが、ソ連の国内では長く出版が認められず、先に英訳がニューヨークで出ました。ソ連で正式に出たのは1988年です。オーウェルは1946年にこの本の書評を書いていて、『一九八四年』より前に書かれた管理社会の小説として、のちの作品に影響を与えたと言われます。

こんな人に

おすすめしたいのは。『一九八四年』を読んで、その前に何があったのか知りたくなった人。

同じ時代の管理社会の小説として、ハクスリーの『すばらしい新世界』と並べて読むのもいいでしょう。

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