棚の前で/SFの部/ふわふわの泉

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棚の前で

『ふわふわの泉』ハヤカワ文庫JAの書影書影:版元ドットコム

ふわふわの泉

  • SF
  • ハヤカワ文庫JA
  • 分量:軽い

高校の化学部が、空気より軽い新物質を偶然作ってしまう。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫JA
刊行
2012年7月
ISBN
9784150310745

あらすじ

物質の性質から、建材、輸送、宇宙開発へと応用が広がっていきます。技術の説明は具体的で、経営や特許の話も出てくる。主人公は終始前向きです。

読みどころ

科学技術を、屈託なく肯定して書いた一冊です。悲観的な近未来ものが苦手な人に向きます。

こんな人に

おすすめしたいのは。明るい未来を描いたSFを読みたい人。

同じ著者の『太陽の簒奪者』は星雲賞を受けた長編です。

向かないかもしれない人

主人公は終始前向きで、技術を疑う視点はほとんど出てこない。科学の負の面や人間の葛藤を掘り下げるSFを好む人には、明るさが単調に感じられるかもしれない。

比べ読み

『横浜駅SF』柞刈湯葉

新物質の応用が建材から宇宙開発まで広がる本作と、自己増殖する駅が本州を覆う『横浜駅SF』。どちらも一つの発想を社会の隅々にまで押し広げていく。星は同じ並び。前向きな技術の話を浴びたい時は本作、奇抜な設定の作り込みを楽しみたい時は横浜駅へ。

『スペース金融道』宮内悠介

どちらも技術と一緒にお金の話が出てくるが、本作は特許や経営を前向きに扱い、『スペース金融道』は植民惑星での借金の取り立てを笑いに変える。明るい未来像に浸りたいなら本作を、経済と法をひねった笑いで読みたい日はスペース金融道を。

stock

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