棚の前で/SFの部/火星の人

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棚の前で

『火星の人』ハヤカワ文庫SFの書影書影:版元ドットコム

火星の人

  • SF
  • ハヤカワ文庫SF
  • 分量:厚い

砂嵐の中で死んだことにされて、仲間は地球へ帰っていった。目が覚めたら、火星にひとりだった。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫SF
刊行
2014年8月
ISBN
9784150119713

あらすじ

地球と話す手段はなく、残されたのは居住施設と、限られた食料だけです。ワトニーは植物学者の腕を使って、施設の中で土を作り、残っていたじゃがいもを育てはじめる。足りない水は、燃料から水素を取り出して酸素と燃やし、自分で作る。一方の地球では、衛星の画像を見ていたNASAの職員が、あることに気づきます。

読みどころ

もとは作者が自分のサイトで無料で連載していた話で、読者の声に押されてKindleで99セントで出したところ評判になり、本になりました。日本では星雲賞の海外長編部門を受けています。2015年にリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化され、邦題は『オデッセイ』。ほとんどがワトニーの日誌で、どんな窮地でも冗談を書き残す。計算と工夫で一つずつ問題を片づけていく手ざわりが、この本の気持ちよさです。

こんな人に

おすすめしたいのは。困ったときほど、手を動かして考えるほうが落ち着く人。

映画『オデッセイ』と読み比べると、日誌に書かれた冗談や計算が、どこまで画面に残ったかが分かります。

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