あらすじ
地球と話す手段はなく、残されたのは居住施設と、限られた食料だけです。ワトニーは植物学者の腕を使って、施設の中で土を作り、残っていたじゃがいもを育てはじめる。足りない水は、燃料から水素を取り出して酸素と燃やし、自分で作る。一方の地球では、衛星の画像を見ていたNASAの職員が、あることに気づきます。
読みどころ
もとは作者が自分のサイトで無料で連載していた話で、読者の声に押されてKindleで99セントで出したところ評判になり、本になりました。日本では星雲賞の海外長編部門を受けています。2015年にリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演で映画化され、邦題は『オデッセイ』。ほとんどがワトニーの日誌で、どんな窮地でも冗談を書き残す。計算と工夫で一つずつ問題を片づけていく手ざわりが、この本の気持ちよさです。
こんな人に
おすすめしたいのは。困ったときほど、手を動かして考えるほうが落ち着く人。
映画『オデッセイ』と読み比べると、日誌に書かれた冗談や計算が、どこまで画面に残ったかが分かります。








