あらすじ
訓練、初めての戦闘、異星種族との交戦。戦争の場面は容赦がありませんが、語り口は軽く、皮肉が効いています。人類が宇宙でどういう立場に置かれているかも、次第に明かされます。
読みどころ
2005年の作品です。古典的な軍事SFの型を、現代の読みやすさで書き直した一冊で、SFをあまり読まない人にも勧めやすい。
こんな人に
おすすめしたいのは。軽快な語りの宇宙戦争ものが読みたい人。
シリーズは『遠い星からの帰還』などへ続きます。
向かないかもしれない人
異星種族との交戦など戦争の場面が容赦なく続くので、戦闘の描写が苦手な人には向かないかもしれない。軽い皮肉の語り口を不謹慎と感じる人にも合いにくい。
比べ読み
『夏への扉〔新版〕』Robert A. Heinlein
どちらもSFに慣れていない人が入りやすい作り。「夏への扉」は1950年代の作品が思い描いた未来の話で、あきらめない主人公と後半の伏線回収が持ち味。「老人と宇宙」は七十五歳で若い体を得て戦場に出る軍事SFで、戦闘は容赦がない。穏やかに読みたい時は「夏への扉」、皮肉の効いた戦争ものを読みたい時はこちら。
『たったひとつの冴えたやりかた』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
「たったひとつの冴えたやりかた」は宇宙船で未知の領域へ出る少女の話で、ほとんどが会話。読みやすさは星4で、こちらより一つ低い。「老人と宇宙」は訓練から異星種族との交戦へ進む軍事もので、語り口は軽い。宇宙の広さを静かに味わうなら「たったひとつ」、勢いのある戦争ものから入るならこちらを先に。








