棚の前で/SFの部/老人と宇宙

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棚の前で

『老人と宇宙』ハヤカワ文庫SFの書影書影:版元ドットコム

老人と宇宙

  • SF
  • ハヤカワ文庫SF
  • 分量:ふつう

七十五歳の誕生日に軍へ志願すると、若い体をもらえる。ただし二度と地球には帰れない。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫SF
刊行
2007年2月
ISBN
9784150116002

あらすじ

訓練、初めての戦闘、異星種族との交戦。戦争の場面は容赦がありませんが、語り口は軽く、皮肉が効いています。人類が宇宙でどういう立場に置かれているかも、次第に明かされます。

読みどころ

2005年の作品です。古典的な軍事SFの型を、現代の読みやすさで書き直した一冊で、SFをあまり読まない人にも勧めやすい。

こんな人に

おすすめしたいのは。軽快な語りの宇宙戦争ものが読みたい人。

シリーズは『遠い星からの帰還』などへ続きます。

向かないかもしれない人

異星種族との交戦など戦争の場面が容赦なく続くので、戦闘の描写が苦手な人には向かないかもしれない。軽い皮肉の語り口を不謹慎と感じる人にも合いにくい。

比べ読み

『夏への扉〔新版〕』Robert A. Heinlein

どちらもSFに慣れていない人が入りやすい作り。「夏への扉」は1950年代の作品が思い描いた未来の話で、あきらめない主人公と後半の伏線回収が持ち味。「老人と宇宙」は七十五歳で若い体を得て戦場に出る軍事SFで、戦闘は容赦がない。穏やかに読みたい時は「夏への扉」、皮肉の効いた戦争ものを読みたい時はこちら。

『たったひとつの冴えたやりかた』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

「たったひとつの冴えたやりかた」は宇宙船で未知の領域へ出る少女の話で、ほとんどが会話。読みやすさは星4で、こちらより一つ低い。「老人と宇宙」は訓練から異星種族との交戦へ進む軍事もので、語り口は軽い。宇宙の広さを静かに味わうなら「たったひとつ」、勢いのある戦争ものから入るならこちらを先に。

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