棚の前で/SFの部/渚にて 人類最後の日

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『渚にて 人類最後の日』創元SF文庫の書影書影:版元ドットコム

渚にて 人類最後の日

  • SF
  • 創元SF文庫
  • 分量:ふつう

北半球は核戦争で滅びた。汚染が届くまでの数か月を、オーストラリアの人々は普通に暮らす。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
東京創元社
判型
創元SF文庫
刊行
2009年4月
ISBN
9784488616038

あらすじ

人々は庭に球根を植え、自動車レースを開き、赤ん坊の世話をします。パニックも略奪もほとんど起きません。北の大陸から届く謎の電信を確かめるため、潜水艦が航海に出る場面が中盤の山です。

読みどころ

1957年の作品です。破滅を描くのに、破滅の場面を一度も書かないという選択が徹底しています。静かなぶん、読み終えたあとが重い。

こんな人に

おすすめしたいのは。終末を扱った小説を、派手さ抜きで読みたい人。

同じ題材では『復活の日』が日本の代表作です。

向かないかもしれない人

破滅の場面を書かない静かな作りで、パニックや戦いの場面もほとんどない。派手な終末ものを期待する人には退屈かもしれず、重さを受け止める気力がない時期にも向かない。

比べ読み

『火星年代記』レイ・ブラッドベリ

星の並びが同じ二冊。「火星年代記」は火星への移住から去るまでを年代順の短編で積み上げ、一つの歴史にする。「渚にて」は北半球が滅んだあと、汚染が届くまでの数か月をオーストラリアの人々が普段どおり過ごす長編。人類の歩みを俯瞰したいなら「火星年代記」、終わりを待つ人の日常に寄り添いたいならこちら。

『アルジャーノンに花束を〔新版〕』Daniel Keyes

「アルジャーノンに花束を」は手術で知能が高まった青年の経過報告で、得るものと失うものを一人の文体の変化で見せる。「渚にて」は破滅の場面を一度も書かずに、大勢の普通の暮らしで終末を見せる。一人の心の変化を追いたい時は「アルジャーノン」、社会全体の静けさを読みたい時はこちらを。

stock

『渚にて 人類最後の日』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。