あらすじ
夢の中の規則が細かく設定され、その範囲でしか行動できません。現実の八人の関係も並行して描かれ、どちらの世界の出来事も手がかりになります。
読みどころ
特殊設定ミステリとして、条件の詰め方が丁寧な一作です。SFとミステリのどちらから入っても読めます。
こんな人に
おすすめしたいのは。特殊な設定の謎解きが好きな人。
同じ作者の『#真相をお話しします』も評判になりました。
向かないかもしれない人
夢の中の規則が細かく決められているので、ルールを把握しながら読むのが面倒な人には不向きだろう。実用度は星1で、娯楽としての謎解きに振った作り。
比べ読み
『6時間後に君は死ぬ』高野和明
特殊な条件のもとで謎を論理で解く点が共通。「6時間後に君は死ぬ」は予知という一つの能力と会話中心の運びで、軽めに読める。「プロジェクト・インソムニア」は共有する夢の規則を細かく詰め、夢と現実の両方に手がかりを置く。設定の作り込みに付き合える日はこちら、手軽に味わいたい日は「6時間後」を先に。
『ダーク・マター』ブレイク・クラウチ
「ダーク・マター」は説明を最小限にした逃走劇で、SFの入口として読める。「プロジェクト・インソムニア」は夢の中の規則を読み込みながら犯人を探すミステリ寄り。勢いで読みたいなら「ダーク・マター」、規則の穴を自分でも考えながら読みたいならこちらを。星の並びはどちらも同じ。








