あらすじ
少し背が伸びて、大人びた顔になった秋本。迎えた幼なじみのメグや森口、中学からの仲間たちが最初に口にしたのは、ロミジュリをもう一度やろうという話でした。しかも秋本は、高校生の漫才甲子園に出るつもりでいる。勝手に決めるなと言い返しながら、前と変わらない秋本の態度に、歩は少しだけほっとしてしまう。一人でいるのが好きな歩と、人の中へぐいぐい入っていく秋本。会話そのものが漫才のように進みます。
読みどころ
中学時代を書いた「The MANZAI」シリーズの続きで、2018年に角川文庫の書き下ろしとして出た高校生編です。カバーの絵は志村貴子。舞台の湊市には、お好み焼き屋「おたやん」や商店街の応援団など、歩の周りにいる大人も多く出てきます。独りでいたい気持ちと、誰かといる楽しさのあいだで揺れる16歳を、笑いのほうから書いた一冊です。
こんな人に
おすすめしたいのは。一人が好きなのに、うるさい友だちを嫌いになれない人。
シリーズは中学生編の『The MANZAI』から順に読むと、歩と秋本の出会いから追えます。










