棚の前で/青春の部/よだかの片想い

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棚の前で

『よだかの片想い』集英社文庫の書影書影:版元ドットコム

よだかの片想い

  • 青春
  • 集英社文庫
  • 分量:ふつう

顔の左側に大きなアザのある大学院生が、取材をきっかけに映画監督と出会い、遅い初恋をする。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
集英社
判型
集英社文庫
刊行
2015年9月
ISBN
9784087453614

あらすじ

映画化の話を、最初アイコは断ります。けれど、アザに同情も遠慮もしない飛坂の接し方に、気持ちが動いていく。研究ばかりだった彼女が、会う約束ひとつで浮き立ち、言葉を選びそこね、それでも距離を縮めようとします。恋がうれしいほど、自分の顔とどう向き合うかが問われるところが、この話の芯です。アザの話でありながら、人に見られることに慣れないすべての人の話として読めます。

読みどころ

単行本は2013年に集英社から。2022年に松井玲奈の主演で映画になりました。題名は宮沢賢治の『よだかの星』から来ています。姿を笑われる鳥の話を下敷きにしながら、自分を嫌わずにいられるかどうかを、一人の女性の恋の中で確かめていく小説です。

こんな人に

おすすめしたいのは。遅い初恋の、不器用なところごと読みたい人。

同じ作者で恋の苦さをもっと濃く味わいたいなら『ナラタージュ』があります。

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