棚の前で/青春の部/夜の声を聴く

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棚の前で

『夜の声を聴く』朝日文庫の書影書影:版元ドットコム

夜の声を聴く

  • 青春
  • 朝日文庫
  • 分量:ふつう

引きこもっていた18歳が定時制高校に入り、便利屋もやるリサイクルショップを手伝いはじめる。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
朝日新聞出版
判型
朝日文庫
刊行
2020年9月
ISBN
9784022649652

あらすじ

高校で知り合った同級生の重松大吾は、70代の女性社長が営むリサイクルショップ「月世界」に住みこみで働いています。店は「よろず相談」も受けていて、隆太も手伝うことになる。持ちこまれるのは、カブトムシの幼虫がたくさん死んだ理由や、タヌキに化かされるという金持ちの悩みなど、たわいのない謎ばかりです。ところが、それを解いていくうちに、11年前に起きた一家殺人事件へと話がつながっていきます。

読みどころ

朝日文庫の書き下ろしとして出た長編ミステリーです。前半は、変わり者たちが小さな謎を片づける青春ものとして読めます。そこから話の色が大きく変わるのが、この本の作り方です。登場人物それぞれが抱える過去が丁寧に書かれていて、つらい話を通ったあとの読み心地を評価する書評が多く見られます。

こんな人に

おすすめしたいのは。学校にも家にも居場所がない若者が、人と関わって変わっていく話が好きな人。

同じ作者で、もっと暗く重い話を読みたくなったら『愚者の毒』があります。

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