あらすじ
社長室に入れたのは、隣の部屋で仮眠をとっていた専務だけ。専務は逮捕されます。弁護を引き受けた弁護士の青砥純子は、防犯コンサルタントの榎本径に力を借り、本当に専務しか入れなかったのかを確かめていきます。介護ロボットを使ったのでは、窓の外から入ったのでは。思いつく方法を一つずつ試しては、つぶしていく。
読みどころ
第58回日本推理作家協会賞をとった長編で、2012年のドラマ『鍵のかかった部屋』の原作のひとつにもなりました。前半は二人が仮説を立てては壊していく密室の謎解き、後半で話の見え方ががらりと変わる。厚い本ですが、前半の検証の細かさが、後半の読みごたえにそのまま返ってきます。
こんな人に
おすすめしたいのは。「どうやって入ったのか」を一緒に考えるのが好きな人。
青砥と榎本の話はこのあとも続きます。短編集『狐火の家』から読むと、二人の掛け合いがもっと軽く楽しめます。











