あらすじ
呪力は、頭に思い描いたとおりに物を動かしたり壊したりできる力です。町の外には、二本足で歩き、人間を神のように敬う「バケネズミ」の群れが暮らしている。子どもたちは、呪力が暴れる「業魔」や、人を襲う「悪鬼」の言い伝えを聞かされて育ちます。早季と幼なじみたちは、なぜそれがそこまで恐れられているのかを、自分の目で確かめることになります。
読みどころ
2008年に第29回日本SF大賞を受賞。便利な超能力の話ではなく、その力を持った人間どうしが社会をどう保つかの話になっていて、町の決まりの一つ一つに理由があると分かってくるたびに寒くなる。ノベルス版は分厚く、腰を据えて読む量があります。
こんな人に
おすすめしたいのは。世界の仕組みそのものが謎になっている話が好きな人。
同じ作者の『十三番目の人格 ISOLA』は、人の心が読めてしまう少女の話で、力を持つ側の孤独が近い。











