棚の前で/ホラーの部/黒い家

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棚の前で

『黒い家』角川ホラー文庫の書影書影:版元ドットコム

黒い家

  • ホラー
  • 角川ホラー文庫
  • 分量:ふつう

保険の相談で呼ばれた家で、子どもが首を吊って死んでいるのを見つけてしまった。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
角川書店
判型
角川ホラー文庫
刊行
1998年12月
ISBN
9784041979020

あらすじ

子どもには保険がかけられていました。自殺なら保険金は支払われる。けれど若槻は、発見の場に居合わせた菰田のふるまいが頭から離れず、会社の方針とは別に、ひとりで調べ始めます。保険金のために人の命を使う人間が、本当にいるのか。調べるほど、引き返せない場所へ足を踏み入れていきます。

読みどころ

この長編で、作者は第4回の日本ホラー小説大賞をとりました。作者は保険会社に勤めていたことがあり、査定の手順や窓口に来る人びとの描き方に、実際の仕事の手ざわりがあります。幽霊も呪いも出てこない。怖いのは、ふつうに話が通じない人間のほうです。1999年に森田芳光の監督で映画になりました。

こんな人に

おすすめしたいのは。お化けより、人間がいちばん怖いと思っている人。

同じ作者の『新世界より』はSFの大作です。作風はまるで違いますが、人の心の奥の暗さを書く手つきは同じです。

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