棚の前で/SFの部/火星のタイム・スリップ

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棚の前で

『火星のタイム・スリップ』ハヤカワ文庫SFの書影書影:版元ドットコム

火星のタイム・スリップ

  • SF
  • ハヤカワ文庫SF
  • 分量:ふつう

火星の植民地で、自閉症の少年が見ている時間は、ほかの人と同じではない。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫SF
刊行
2014年9月
ISBN
9784150103965

あらすじ

同じ場面が、人物ごとに違う姿で繰り返し描かれます。崩壊した建物として見える風景、腐敗した肉体として見える他人。どれが現実なのかは決着しません。入植地の経済や差別の構造も細かく書かれています。

読みどころ

1964年の作品です。精神の病を、外から診断せずに内側から書こうとした点で、この作者の中でも特異な位置にあります。読みやすくはありませんが、印象は長く残ります。

こんな人に

おすすめしたいのは。ディックの作品を一冊以上読んだことがある人。

同じ作者を初めて読むなら、電気羊の題名で知られる長編が入りやすい。

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