棚の前で/SFの部/ニューロマンサー

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棚の前で

『ニューロマンサー』ハヤカワ文庫SFの書影書影:版元ドットコム

ニューロマンサー

  • SF
  • ハヤカワ文庫SF
  • 分量:ふつう

電脳空間に潜る技術を奪われた男が、最後の仕事を引き受ける。サイバーパンクの出発点。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
早川書房
判型
ハヤカワ文庫SF
刊行
1986年7月
ISBN
9784150106720

あらすじ

物語は千葉から始まり、イスタンブール、軌道上の居住区へと移ります。企業と人工知能、身体改造、薬物。説明を省いた文体で、読者は世界の仕組みを断片から組み立てることになります。

読みどころ

1984年の作品です。その後のSF映画やゲームの見た目を決めた一冊で、影響の大きさは計り知れません。訳文の独特な密度も含めて評価されています。

こんな人に

おすすめしたいのは。サイバーパンクの原典に触れたい人。

同じ世界を扱った続編に『カウント・ゼロ』があります。

向かないかもしれない人

読みやすさは星二つ。説明を省いた文体と訳文の密度が特徴なので、世界の設定を丁寧に教えてもらいながら進みたい人には、序盤から置いていかれる感覚が強そうです。

比べ読み

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』フィリップ・K・ディック

読みやすさの星は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』が一つ上で、あの『ブレードランナー』のもとになった作品で入口が分かりやすい。こちらは説明を省いた文体で千葉から軌道上へと舞台が飛ぶ。SFの古典に慣れていないならあちらを先に、文体の密度ごと浴びたいならこちらを。

『しあわせの理由』グレッグ・イーガン

どちらも読みやすさは星二つで歯応えがあるが、難しさの種類が違う。『しあわせの理由』は設定の理屈を最後までごまかさない短編集で、一編ごとに区切れる。こちらは断片から世界の仕組みを組み立てる長編。短く試したいなら向こう、世界観に没入したいならこちら。

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