あらすじ
主人公の深井零は、FAFの特殊戦第5飛行戦隊、通称ブーメラン戦隊のパイロットです。この戦隊の役目は、戦いを見張って情報を集め、必ず基地へ持って帰ること。零が心を許しているのは、上官で友人のブッカー少佐と、愛機の戦術戦闘電子偵察機〈雪風〉だけです。仲間が落とされても、見とどけて記録を持ち帰るのが仕事。そういう冷たい役目を、零は雪風と組んで黙々とこなしていきます。連作の形で、基地の整備員や地球のジャーナリストなど、章ごとに見る位置が変わります。
読みどころ
最初の文庫は1984年に出て、2002年に手を入れた〈改〉版になりました。最後の章「スーパーフェニックス」は星雲賞の日本短篇部門をとっています。2002年から2005年にかけてGONZOが全5話のアニメにしました。人と機械のどちらが戦いの主役なのかという問いを、40年前に先回りしていた作品で、いま読むとむしろ新しく感じます。この愛蔵版には〈改〉の本文に加えて、零の子ども時代を書いた「ぼくの、マシン」などが入っています。
こんな人に
おすすめしたいのは。人より道具のほうが信用できると感じたことがある人。
続きは『グッドラック 戦闘妖精・雪風』『アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風』『アグレッサーズ 戦闘妖精・雪風』の順です。2作目からは、零と雪風とジャムの関係そのものに踏みこんでいきます。









