あらすじ
島では鬼頭家が大きな力を持っていて、本家の「本鬼頭」と分家の「分鬼頭」がにらみあっています。本鬼頭には千万太の腹違いの妹、月代・雪枝・花子の三姉妹がいる。千万太の死を知らせに渡った金田一の前で、戦争で持っていかれていた寺の釣鐘が島に戻り、その夜の通夜のあと、三女の花子が姿を消します。先代の当主が残した俳句と、閉じた島の人間関係が、金田一の前に重なっていきます。
読みどころ
雑誌「宝石」に1947年から1948年まで連載された、金田一耕助ものの長編です。週刊文春の「東西ミステリーベスト100」では国内編で2回とも1位になっています。1977年には市川崑監督、石坂浩二主演で映画になりました。島の外へ出られない人たちのしがらみが、そのまま謎の形になっているところが、この作品の読みどころです。
こんな人に
おすすめしたいのは。古い日本の村や家の決まりごとに、こわさと面白さを感じる人。
同じ金田一耕助の『本陣殺人事件』『八つ墓村』『犬神家の一族』も、このサイトで紹介しています。












