あらすじ
外とは連絡がとれず、助けを呼ぼうとする試みもことごとく失敗します。どうやら8人の中に、強盗に手を貸している者がいる。そのうえ山荘の中で一人が殺され、状況からみて強盗のしわざとは思えない。閉じこめられたまま、残った人たちは互いを疑いはじめます。
読みどころ
1990年に出た東野圭吾の初期の長編で、2024年に講談社文庫の新装版になりました。舞台にもなっています。強盗に人質にとられているのに、怖いのは強盗よりも隣にいる身内。登場人物が限られた場所で、誰もが何かを隠しているように見えてくる。一冊で終わる話なので、東野圭吾のシリーズものに入る前の一冊にもちょうどいい。
こんな人に
おすすめしたいのは。最後の数十ページで、それまでの景色が変わる本が好きな人。
同じ作者の『容疑者Xの献身』は、犯人が最初から分かっている話です。読み比べると、驚かせ方の違いがよく分かります。













