棚の前で/ホラーの部/赤い部屋

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棚の前で

『赤い部屋』乙女の本棚の書影書影:版元ドットコム

赤い部屋

  • ホラー
  • 乙女の本棚
  • 分量:軽い

退屈しのぎに集まった部屋で、ある男が99人を殺したと打ち明ける。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
リットーミュージック
判型
乙女の本棚
刊行
2025年5月
ISBN
9784845642588

あらすじ

T氏の言う殺し方は、手を下すことではありません。けがをした老人に、わざと評判の悪い医者を教える。線路を渡ろうとしている老婆に声をかけて、かえって慌てさせる。死ぬかもしれないし、死なないかもしれない、その見込みに賭けるだけ。聞いている男たちと同じ席にいるような気分で、T氏の告白を一つずつ聞かされていきます。話の終わりには、乱歩らしいしかけが待っています。

読みどころ

1925年に雑誌『新青年』に載った短編です。「乙女の本棚」は、文豪の小説一編に今のイラストレーターの描きおろしの絵を合わせたシリーズで、この巻の絵は寿なし子。赤い部屋とろうそくの光を、絵で目の前に見ながら読めるのがこの版のよさです。短いので一度に読み切れます。

こんな人に

おすすめしたいのは。人が話す「ここだけの話」に、つい聞き入ってしまう人。

同じ作者の『人間椅子』も、告白の手紙を読ませる形の短編です。

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