棚の前で/人生の部/月曜日の抹茶カフェ

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棚の前で

『月曜日の抹茶カフェ』宝島社文庫の書影書影:版元ドットコム

月曜日の抹茶カフェ

  • 人生
  • 宝島社文庫
  • 分量:軽い

定休日の月曜だけ開く抹茶カフェから、十二か月分の縁がつながっていく。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
宝島社
判型
宝島社文庫
刊行
2023年6月
ISBN
9784299044099

あらすじ

一編が一か月に対応し、一月から十二月まで進んでいきます。登場人物は会社員、俳優志望、老夫婦など。東京と京都の二つの土地をまたいで、縁が受け渡されていく。

読みどころ

前作を読んでいるとつながりがよく分かる続編ですが、単独でも成立します。一編が短く、通勤の合間に読めます。

こんな人に

おすすめしたいのは。人と人がつながる連作が好きな人。

前作は『木曜日にはココアを』です。

向かないかもしれない人

登場人物が一編ごとに入れ替わる連作です。一人の主人公を長く追いたい人や、謎や事件で引っ張られる展開を求める人には、縁のつながりだけでは物足りないかもしれません。

比べ読み

『阪急電車』有川浩

短い話が人のつながりでリレーされていく形は『阪急電車』と共通しています。あちらは片道およそ15分の路線を駅ごとに進み、こちらは一月から十二月まで、東京と京都をまたいで縁を受け渡します。通勤の合間ならどちらも合いますが、季節の巡りを追いたい時はこちらが向きます。

『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ

『そして、バトンは渡された』は一人の女子高生と親たちを長く追う話で、星の並びは同じです。人が入れ替わる連作のこちらは一編が短く区切りやすいのに対し、あちらは食卓の場面を重ねて一つの家族を描きます。一つの筋にじっくり付き合いたいならバトン、軽く読みたい日は抹茶カフェを。

stock

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