あらすじ
神様の要求は毎回くだらないものばかりで、当番になった人は振り回されます。その過程で、本人が見ないようにしていた問題が表に出てくる。五編は少しずつつながっています。
読みどころ
助言も奇跡もなしに、行動だけを変えさせるという作りです。この作者の連作の中でも笑える場面が多い一冊。
こんな人に
おすすめしたいのは。軽く読める連作短編を探している人。
同じ作者の『お探し物は図書室まで』も同じ形式です。
向かないかもしれない人
神様の要求はくだらないものが多く、笑いを入口にした軽い読み口です。奇跡や劇的な救いが起きる話を期待する人には、地味に映るかもしれません。
比べ読み
『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
助言でなく行動を変えさせるという仕掛けは『ランチのアッコちゃん』と共通で、星の並びも同じです。あちらは上司と昼食を交換する職場の話、こちらは関西弁の神様の無茶な願いに振り回される話で、くだらない要求で笑わせる場面が多め。働く疲れに効く短さを求めるならアッコちゃんから。
『神様のカルテ』夏川草介
『神様のカルテ』は信州の病院で働く内科医の話で、終末期の医療など重い題材も扱います。どちらも題名に神様が入りますが、こちらは五編がゆるやかにつながる軽い連作です。気楽に読みたい日は『ただいま神様当番』、医療の現場にじっくり向き合いたい日はカルテを選ぶと合います。












