あらすじ
章ごとに、アニメを作る側の女性が主人公になります。わがままな王子に振りまわされながら作品を守るプロデューサーの有科香屋子。業界最大手の会社で、初めての監督の仕事に追われる斎藤瞳。地方で原画を描きながら、町おこしにアニメを使う話に巻きこまれるアニメーターの並澤和奈。好きなものを仕事にした人たちが、それぞれの持ち場で踏んばる話です。
読みどころ
2014年に単行本が出て、2015年の本屋大賞では3位に入りました。2022年に吉野耕平監督、吉岡里帆主演で映画になっています。アニメの知識がなくても、締め切りと人づきあいに追われながら、それでもいいものを作りたいと思う気持ちは、どの仕事にも通じます。読み終えると、エンドロールの名前を1つずつ見たくなります。
こんな人に
おすすめしたいのは。好きで選んだ仕事なのに、いまは好きかどうか分からなくなっている人。
2022年の映画は斎藤瞳を軸にまとめ直していて、作中の2本のアニメも実際に絵が作られています。小説で想像していた『サバク』と『リデル』を、画面で確かめられます。














