棚の前で/青春の部/ラブコメ今昔

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棚の前で

『ラブコメ今昔』角川文庫の書影書影:版元ドットコム

ラブコメ今昔

  • 青春
  • 角川文庫
  • 分量:軽い

自衛隊を舞台にした恋愛短編集。制服の内側にも、普通の恋がある。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
KADOKAWA
判型
角川文庫
刊行
2013年3月
ISBN
9784041003305

あらすじ

収録は六編。勤務地の異動、連絡の取りにくさ、家族の理解。職業上の事情が、そのまま関係の難しさに直結します。取材に基づく描写が細かく、職場小説としても読めます。

読みどころ

軽い読み物でありながら、職業の実際を外さないのがこの作者の持ち味です。一編ずつ短く、気軽に読めます。

こんな人に

おすすめしたいのは。職場を舞台にした恋愛小説が好きな人。

同じ系統の短編集に『クジラの彼』があります。

向かないかもしれない人

自衛隊という舞台に興味が持てない人には、職業上の事情の細かさが遠く感じられるかもしれません。恋愛の甘さより大きな事件の展開を求める人にも不向きです。

比べ読み

『ワーキング・ホリデー』坂木司

仕事の事情が人間関係に直結する点は共通で、『ワーキング・ホリデー』は元ホストと息子の親子もの、こちらは自衛官の恋を六編に分けたもの。どちらも軽い読み口なので、恋の話に気分が向かない日は向こう、制服の内側の恋をつまみ読みしたい日はこちらが合います。

『ひらいて』綿矢りさ

同じく短めの恋愛ものでも温度がまるで違う。『ひらいて』は執着を書ききり、緊張が長く尾を引く。こちらは異動や連絡の取りにくさといった職業上の壁を扱いつつ、軽やかに進む。気持ちを揺さぶられたい夜は向こう、肩の力を抜いて読みたい夜はこちら。

stock

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