あらすじ
語りは夏目自身の関西弁です。間島は痩せていて、年がよく分からない男。夏目は引き返そうとしても引き返せず、気持ちも体もまるごと持っていかれていきます。ところが間島には、どうしても離れられない相手がいる。明るい瀬田も、話が進むにつれて別の顔を見せはじめます。
読みどころ
2010年に単行本で出た長編です。人を好きになるときの、胸より先に体が反応してしまう感じを、きれいに整えずにそのまま書いている。白という色が、まぶしいものにも、何もないものにも見えてくる。短いので一晩で読めますが、読み終えると疲れます。
こんな人に
おすすめしたいのは。自分でも止められない片思いをしたことがある人。
西加奈子なら『漁港の肉子ちゃん』も。母と娘の暮らしを書いた本で、同じ人の筆とは思えないほど明るい。














