棚の前で/青春の部/白いしるし

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棚の前で

『白いしるし』新潮文庫の書影書影:版元ドットコム

白いしるし

  • 青春
  • 新潮文庫
  • 分量:軽い

白い紙に、白い絵の具で描いた富士山。その絵を見た瞬間に、もう恋が始まっていた。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
新潮社
判型
新潮文庫
刊行
2013年7月
ISBN
9784101349572

あらすじ

語りは夏目自身の関西弁です。間島は痩せていて、年がよく分からない男。夏目は引き返そうとしても引き返せず、気持ちも体もまるごと持っていかれていきます。ところが間島には、どうしても離れられない相手がいる。明るい瀬田も、話が進むにつれて別の顔を見せはじめます。

読みどころ

2010年に単行本で出た長編です。人を好きになるときの、胸より先に体が反応してしまう感じを、きれいに整えずにそのまま書いている。白という色が、まぶしいものにも、何もないものにも見えてくる。短いので一晩で読めますが、読み終えると疲れます。

こんな人に

おすすめしたいのは。自分でも止められない片思いをしたことがある人。

西加奈子なら『漁港の肉子ちゃん』も。母と娘の暮らしを書いた本で、同じ人の筆とは思えないほど明るい。

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