棚の前で/ホラーの部/アリス殺し

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『アリス殺し』創元推理文庫の書影書影:版元ドットコム

アリス殺し

  • ホラー
  • 創元推理文庫
  • 分量:ふつう

不思議の国で誰かが死ぬと、現実の大学でも人が死ぬ。二つの世界を行き来しながら犯人を探す。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
東京創元社
判型
創元推理文庫
刊行
2019年4月
ISBN
9784488420147

あらすじ

不思議の国の住人たちは、言葉遊びと屁理屈で会話を進めます。その理屈を逆手に取らないと真相に届かない構造で、推理の手順そのものが独特です。現実側では地味な調査が並行して進みます。

読みどころ

ホラーと本格ミステリと不条理劇が同時に走る作品です。残酷な描写を軽い調子で書くこの作者の持ち味が強く出ているので、そこが平気かどうかで評価が分かれます。

こんな人に

おすすめしたいのは。不条理な設定の推理小説を面白がれる人。

続編に『クララ殺し』『ドロシイ殺し』があります。

向かないかもしれない人

むごい場面を軽いノリで書く作風なので、そこに抵抗がある人には合いません。言葉遊びと屁理屈で進む会話を読むのが面倒に感じる人にも不向きです。

比べ読み

『深泥丘奇談』綾辻行人

現実が歪んでいく感覚は共通していますが、『深泥丘奇談』は自分の記憶のほうを疑わせる怪談の連作です。『アリス殺し』は不思議の国の屁理屈を逆手にとって真相に届く、本格ミステリの手順を持っています。推理で決着をつけたいなら小林作品、曖昧さそのものを楽しむなら綾辻作品を。

『予言の島』澤村伊智

ホラーと推理の境目に立つ点で並べやすい二冊です。『予言の島』は説明が付くのかどうかを最後まで宙づりにし、受け取り方が割れます。『アリス殺し』は二つの世界を行き来しながら推理を組む作り。怪談寄りの雰囲気を楽しむなら澤村作品、言葉遊びの論理を楽しむならこちらを。

stock

『アリス殺し』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。