棚の前で/青春の部/風が強く吹いている

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『風が強く吹いている』新潮文庫の書影書影:版元ドットコム

風が強く吹いている

  • 青春
  • 新潮文庫
  • 分量:厚い

ほとんどが陸上の素人。ボロアパートの住人十人で、箱根駅伝を目指す。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
新潮社
判型
新潮文庫
刊行
2009年7月
ISBN
9784101167589

あらすじ

清瀬は走を、自分が住む古いアパート「竹青荘」に誘います。住人は、漫画オタク、司法試験に受かった秀才、ヘビースモーカー、留学生、双子。清瀬は彼ら全員に、箱根駅伝への出場を持ちかけます。当然、猛反発。それでも練習が始まり、記録会を経て、予選会へと進んでいきます。

読みどころ

本番の箱根駅伝の場面は、十人それぞれが一区間ずつを走り、その一人ひとりの心の中がタスキと一緒に受け渡されていく。走る理由が人によってまるで違うのがいい。厚い本ですが、後半は電車を乗り過ごすくらい夢中になります。

こんな人に

おすすめしたいのは。何かに向かって、仲間と一緒に走った記憶がある人。

2009年に映画化、2018年にアニメ化されました。お正月、箱根駅伝の前に読むのがいちばんです。

向かないかもしれない人

厚い本で、記録会や予選会を経て本番まで長く積み上げる作り。陸上や駅伝に興味が持てない人、短い話をさっと読みたい人には分量が負担になるかもしれない。

比べ読み

『かがみの孤城 上』辻村深月

どちらも厚めで星もほぼ満点、複数の人物の事情が終盤で一本につながる群像。『かがみの孤城』は学校に行けない中学生たちのファンタジーで、息苦しさから外へ出る過程を追う。『風が強く吹いている』は素人だらけの十人が箱根駅伝を目指すスポーツもの。走る高揚がほしいならこちら、静かな回復を見たいなら『かがみ』。

『チルドレン』伊坂幸太郎

『チルドレン』は家裁調査官の陣内を中心に、会話の切れ味で読ませる短い連作。『風が強く吹いている』は竹青荘の十人が練習を重ね、予選会から本番へ進む長い一本道。時間の少ない日に軽く読むなら『チルドレン』、腰を据えて仲間の話に浸れる週末ならこちらを。

stock

『風が強く吹いている』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。