棚の前で/ミステリの部/魔術はささやく

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棚の前で

『魔術はささやく』単行本の書影書影:版元ドットコム

魔術はささやく

  • ミステリ
  • 単行本
  • 分量:ふつう

伯父のタクシーの前に、若い女性が飛び出してきた。捕まったのは伯父のほうだった。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
新潮社
判型
単行本
刊行
2008年1月
ISBN
9784103750048

あらすじ

守は十六歳の高校生です。父は横領の疑いをかけられたまま姿を消し、母も亡くして、いまは母方の浅野家で伯父夫婦といとこと暮らしている。書店でアルバイトをしながら、学校では伯父の事故をネタにからかわれ、家には妙な電話がかかってくる。大人に任せて待つだけではいられなくなった守は、自分で事故のことを調べ始めます。

読みどころ

1989年に第2回日本推理サスペンス大賞を受けた、宮部みゆきの初期の長編です。家族を信じたい気持ちと、事実を確かめたい気持ちが、十六歳の中で同時に走っているのが読みどころ。守は大人びて見えるぶん、ふと出る幼さが痛い。テレビドラマにも二度なっています。

こんな人に

おすすめしたいのは。家族が疑われたら自分はどう動くか、一度考えてみたい人。

同じ作者の『火車』も、人の足取りを一歩ずつたどっていく話です。

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