棚の前で/ホラーの部/ファミリーランド

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『ファミリーランド』角川ホラー文庫の書影書影:版元ドットコム

ファミリーランド

  • ホラー
  • 角川ホラー文庫
  • 分量:ふつう

技術が進んだ近未来。それでも家族の問題は形を変えて残る。六つの短編。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
KADOKAWA
判型
角川ホラー文庫
刊行
2022年2月
ISBN
9784041124512

あらすじ

設定はSFですが、扱われるのは嫁姑、介護、育児、親戚づきあいといった身近な問題です。新しい技術が導入されるたび、誰かの立場が悪くなる。皮肉の効いた結末が多く並びます。

読みどころ

怪異ではなく制度と家族が怖いという一冊です。ホラーとSFのどちらから読んでも成立します。

こんな人に

おすすめしたいのは。近未来を舞台にした短編集が好きな人。

同じ作者の『などらきの首』も短編集です。

向かないかもしれない人

怪異や化け物の怖さを期待すると方向が違います。介護や育児など身近な家族の問題が皮肉な形で続くので、今その渦中にいる人には笑えない場面が多いかもしれません。

比べ読み

『人獣細工』小林泰三

技術が人の身体や家族を揺さぶる点で『人獣細工』と重なる。あちらは豚の臓器を移植された娘を通して自分が自分である根拠を崩し、描写の強さに覚悟が要る。こちらは嫁姑や介護など身近な問題を皮肉な結末で締める。刺激を抑えて試すならこちらを先に。

『秋の牢獄』恒川光太郎

どちらも短編集だが、怖さの質が違う。『秋の牢獄』は同じ日を繰り返す孤独を描き、恐怖より喪失感が残る。こちらは新しい技術が入るたび誰かの立場が悪くなる制度の怖さ。しみじみしたい夜は向こう、皮肉の効いた近未来で背筋を冷やしたい夜はこちら。

stock

『ファミリーランド』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。