あらすじ
一つ目は、会社を辞めて地元に戻っているはずの孫娘を探してほしいという、年配の男性からの依頼。二つ目は、近くの町の神社に伝わる古文書が、どういういわれのものか調べてほしいという依頼です。紺屋は人探しを受け持ち、古文書のほうは、探偵にあこがれて押しかけてきた高校の剣道部の後輩、半田平吉(ハンペー)に任せます。話は、紺屋とハンペーの語りが交互に入れ替わりながら進みます。
読みどころ
単行本は2005年に出て、『このミステリーがすごい!』2006年版で8位に入りました。シリーズの1作目として書かれましたが、続きはまだ出ていません。別々に見える二つの調べものが、読むうちにどうつながるのかが読みどころです。やる気の薄い探偵と、張り切りすぎる助手のずれた会話も楽しめます。
こんな人に
おすすめしたいのは。派手な事件より、地道な調べものを追うミステリが好きな人。
同じ作者で、日常の小さな謎から入る話なら『氷菓』が入口になります。














