棚の前で/ミステリの部/可燃物

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棚の前で

『可燃物』文春文庫の書影書影:版元ドットコム

可燃物

  • ミステリ
  • 文春文庫
  • 分量:ふつう

上司にも部下にも煙たがられる警部が、難しい事件だけはひとりで見抜いてしまう。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
文藝春秋
判型
文春文庫
刊行
2026年9月
ISBN
9784167925543

あらすじ

連続して起きる放火。どこを探しても出てこない凶器。捨てられたバラバラの遺体。理由のわからない立てこもり。どれも、現場の聞き込みと鑑識の報告を積み上げるだけでは、最後のひとかけらが埋まらない事件です。葛は部下を動かして事実を集めさせ、集まったものの中から、ほかの誰も気にとめなかった食い違いを拾い上げます。

読みどころ

学園ものの〈古典部〉シリーズで知られる作者が、初めて警察と本格ミステリを組み合わせた本です。単行本は年末のミステリのランキング3つで1位をそろえ、三冠と呼ばれました。派手な推理の場面より、地道な捜査のすき間にある小さな違和感で話が裏返る。一話ずつ区切りがつくので、寝る前に一つ読む読み方もできます。文庫の解説は有栖川有栖です。

こんな人に

おすすめしたいのは。刑事ドラマの、会議室で報告を聞いている場面がいちばん好きな人。

同じ作者の『満願』も、一話ごとに最後の数ページで景色が変わる短編集です。こちらが気に入ったら次に。

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