棚の前で/人生の部/その日のまえに

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『その日のまえに』文春文庫の書影書影:版元ドットコム

その日のまえに

  • 人生
  • 文春文庫
  • 分量:ふつう

妻の余命が告げられた。残された時間で、家族は何をするのか。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
文藝春秋
判型
文春文庫
刊行
2008年9月
ISBN
9784167669072

あらすじ

前半の短編は独立した話に見えますが、後半で一つの家族の物語に収束します。闘病の描写は詳しくなく、日常のやりとりが中心です。子どもの視点から書かれた編もあります。

読みどころ

別れの場面そのものより、その手前の時間に紙幅を割く構成です。読む側の状況によって、受け取り方が大きく変わります。

こんな人に

おすすめしたいのは。家族の死に向き合った経験がある人。

映画版は2008年公開。『流星ワゴン』も同じ作者の長編です。

向かないかもしれない人

妻の余命という題材のため、身近な人を見送ったばかりの時期には受け止め方が重くなりえます。闘病の経過や医療の詳しい描写を期待する人にも向きません。

比べ読み

『鉄道員』浅田次郎

どちらも死や別れを短編で扱い、五つの星の評価も一致します。『鉄道員』は幼くして死んだ娘が現れる昔ながらの人情話で、泣かせる構成が前に出ます。『その日のまえに』は闘病より日常のやりとりを中心に、別れの手前の時間を書く作り。懐かしい語りを求めるなら浅田作品、身近な家族の話ならこちらを。

『スモールワールズ』一穂ミチ

独立した短編が並ぶ形は似ていますが、『スモールワールズ』は六つの家族の話がそれぞれ違う手ざわりを持ち、『その日のまえに』は後半で一つの家族に収束していきます。いろいろな家族を見たい日は一穂作品、一つの家族の時間をまとめて受け止めたい日は重松作品を。

stock

『その日のまえに』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。