棚の前で/人生の部/旅猫リポート

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。

棚の前で

『旅猫リポート』講談社文庫の書影書影:版元ドットコム

旅猫リポート

  • 人生
  • 講談社文庫
  • 分量:ふつう

飼い主のサトルが、猫のナナを誰かに引き取ってもらうため、旧友を訪ねて回る。

おすすめ度
★★★★★
読みやすさ
★★★★★
物語性
★★★★★
実用度
★★★★★
再読性
★★★★★

おすすめ度は、棚の前でが「まず一冊」としてどのくらい強く勧めるかを示す数字です。物語性・再読性・読みやすさと分量から決めています。

版元
講談社
判型
講談社文庫
刊行
2017年2月
ISBN
9784062935616

あらすじ

訪ねるのは小学校、中学校、高校時代の友人たち。それぞれの家庭には事情があり、ナナは引き取られないまま旅が続きます。日本各地の風景と、サトルの半生が並行して描かれます。

読みどころ

猫が語り手であることが、最後の場面で最大限に効く作りです。泣かせにくる作品ではありますが、道具立ては丁寧に組まれています。

こんな人に

おすすめしたいのは。動物が出てくる話が好きな人。

2018年に映画化。同じ作者の『阪急電車』も一冊で読めます。

向かないかもしれない人

最後の場面に向けて感情を揺さぶる仕掛けが組まれている。動物の出てくる話で泣かされるのを避けたい人や、湿っぽい展開が苦手な人には、つらい読書になりそうだ。

比べ読み

『とんび』重松清

『旅猫リポート』は猫の目で一人の男の半生をたどり、『とんび』は不器用な父が息子を育てる昭和の瀬戸内を追う。星はどちらも同じ並び。動物の語りで軽く入りたい日は旅猫から、親子の長い年月を正面から受け止めたい日はとんびを選ぶとよい。

『虹の岬の喫茶店』森沢明夫

旅をしながら旧友の家を一軒ずつ訪ねる本作に対し、『虹の岬の喫茶店』は岬の店に客のほうがやってくる。動いていく話と、場所にとどまる話の違い。泣かせる場面に備えて読むなら本作を先に、派手な展開のない静かな時間がほしい夜は喫茶店のほうへ。

stock

『旅猫リポート』の在庫状況

耳で聴く・読み放題で読む

  • Audible

    プロの朗読で聴くサービス。通勤や家事のあいだに一冊ぶん進みます。

    無料体験を見る
  • Kindle Unlimited

    対象の電子書籍が読み放題。気になった本をその場で開けます。

    無料体験を見る

PR本ページのリンクにはアフィリエイトが含まれます。